江の島 2016.08.31(水)快晴

 江の島は、片瀬海岸と橋で結ばれた周囲約4km・標高60mの島で、弁財天を祀る江島神社が鎮座し、湘南の象徴として古くから信仰を集めてきました。

 台風一過の8月のみそかに、ほとんど初めて訪問する江の島は、起点を小田急江ノ島線・片瀬江ノ島駅、終点を湘南モノレール・湘南江の島駅とします。
 島名は「江の島」ですが、「江ノ島」の表記も混在する訳はわかりません。

 小田急江ノ島線・片瀬江ノ島駅は、まるで竜宮城のような駅舎です。
画像

 江の島の全景を、境川の河口近くに架かる片瀬橋の上から捉えます。
画像

 弁天橋のたもとにある片瀬江の島観光案内所で、「江の島 1day パスポート eno=pass」を購入します。このパスポートを使えば、施設利用割引や土産物店・飲食店購入割引の特典が受けられます。

 江ノ島大橋(自動車用)と並行する江の島弁天橋(歩行者用)を渡ります。橋の北詰には、江の島名勝図と「名勝及史蹟江ノ島」の石碑があります。
画像

 江の島弁天橋の中央辺りから遠くを見ると、江の島の右側に夕日が沈む夕景が素晴らしいそうです。
画像

 青銅の鳥居が立つ弁財天仲見世通りの両側には土産物店が並びます。
画像

 竜宮城を摸したされる江島神社の瑞心門です。
画像

 江の島のほぼ全域を境内とする江島神社は、参道突き当たりの辺津宮、その南の高みにある中津宮、西に離れた奥津宮の3箇所に祀られています。

 土産店が並ぶ参道の突き当たりから、石段を登った所にある江島神社の本宮 辺津宮(へつのみや)です。
画像

 辺津宮の左脇にある奉安殿は、奈良・法隆寺の夢殿を摸した八角形の建物です。殿内では、写真の左下にあるように琵琶を奏でる妙音弁財天と、源頼朝が造らせた八臂弁財天(重要文化財)を拝観することができます。
画像

 御神木(大銀杏)は二つの幹が一つの根で結ばれています。心が一つに結ばれる良縁祈願の「むすびの樹」として信仰されているとのことです。
画像

 花の名所 中津広場です。
画像

 その先にある見晴台から東方の絶景です。白い屋根と左奥が江の島ヨットハーバー、中央奥が湘南港と湘南港灯台です。後景は三浦半島です。
画像

 朱塗り鮮やかな江島神社 中津宮(なかつのみや)です。
画像

 中津宮の左脇には水琴窟があります。
画像

 亀ヶ岡広場の前にある江の島ガイドマップです。(写真をクリックすると特大判になります)
画像

 江の島サムエル・コッキング苑は、イギリスの貿易商サムエル・コッキングが明治時代に築いた庭園の跡を整備したそうです。苑内には展望灯台の江の島シーキャンドルが立っています。
画像

画像

 庭園の温室遺構も残っています。
画像

 上の写真右奥に見えるカフェ前にある見晴台からの湘南港です。この高さが江の島の標高と思われます。
画像

 北を引き寄せると、先ほど渡って来た江の島弁天橋(左)と江ノ島大橋(右)です。交通量は圧倒的に前者が多く、後方には片瀬橋と弁天橋が見えます。
画像

 東を引き寄せると、湘南港灯台の周りでは大勢の人が海釣りをしています。
画像

 西側の江の島シーキャンドルは、高さ59.8mの逆円錐型展望灯台です。苑内にはコッキングが植えた南国の植物が残っています。
画像

 シーキャンドルに昇れば、海抜101.5mの展望フロアからは360度の大絶景が楽しめます。でも富士山は霞に隠れています。
画像

 その上の屋外展望フロアに出ると強風が吹き荒れています。
画像

 江の島サムエル・コッキング苑を出て、御岩屋道を西へ向かえば、最福寺別院(江乃島大師)があります。
画像

 御岩屋道の後半には、海岸沿いにある稚児ヶ淵と江の島岩屋まで下りる急な石段が続きます。
 石段の途中にある、両側からの山が迫り相模湾の眺めが美しい山二つ(眺め舞台)です。
画像

 江島神社 奥津宮(おくつのみや)です。
画像

 奥津宮の脇にある龍宮大神です。
画像

 やがて「かながわの景勝50選」の一つ、稚児ヶ淵へ下り立ちます。その名は、鎌倉相承院の稚児 白菊がこの淵に投身したことに由来しているそうです。なお岩場は、関東大震災により波食台地が約1m隆起して生まれたとのこと。
画像

 江の島岩屋は、稚児ヶ淵の東にある海食洞窟です。
画像

 第一岩屋(奥行き152m)は、奥が二手に分かれ、左側は石仏群の先が「富士山の風穴に通ずる」という言い伝えがあるそうです。右側の最深には江島神社の発祥の地とされる祠があります。第二岩屋(奥行き56m)は、奥に龍が潜んでいます。江の島は古くから龍神伝説が栄えたそうです。
画像

 急な石段を登り返し、龍神大神の前で右折すれば、海を望む恋人の丘に「龍恋の鐘」があります。この鐘は、江島縁起「天女と五頭龍伝説」の恋物語に因んで建てられたもので、その伝説にあやかり多くの人が鐘を鳴らしに訪れるそうです。南京錠の数がそのことを証明しています。
画像

 帰り道は御岩屋道の途中で左折し、島の北側の断崖を見下ろす坂道「下道」を一気に下ります。下り坂では、鳶(とび)の鳴き声が響き渡ります。
画像

 下道の最後に朱塗りの太鼓橋をくぐれば、瑞心門の前に合流します。
画像

 青銅の鳥居まで来ましたが、参道は帰る人、参る人でごった返しています。
画像

 江ノ島電鉄・江ノ島駅の西側踏切を渡ります。
画像

 終点の湘南モノレール・湘南江の島駅の乗り場(地上5階)です。軌道方式は懸垂式ですので、床にレールはありません。大船駅行きの発車時刻は1分後なので、急がなくては!
画像

 大船駅に無事到着です。「指差し! 確認!! 良し!!!」
画像

<関連記事>
◆葉山の海岸めぐり(山口蓬春 仏の和と美展) 2016.08.17(水)快晴
◆逗子の山海めぐり 2016.04.20(水)快晴